デジタルスポーツ体験会に高校生「こんな体験ができるとは」 大阪体育大学夏のオープンキャンパス第2日 前年比プラス311組の盛況に

 大阪体育大学の夏のオープンキャンパス第2日が8月1日(金)、開催された。1日は新たにデジタルスポーツ体験会のブースが設けられ、昨年の初日比で16組増の311組と盛況だった。高校生からは「こんな体験ができるとは」「とても面白かった」などの声が上がった。
 オーキャンは7月19日(土)、8月1日(金)、2日(土)、9日(土)との計4回行われる(要予約)。

Zwiftを体験、選ぶコースによって負荷が変わります


4名で参加した和泉高校1年生のみなさん


 この日始まったデジタルスポーツ体験会は、多くの体験希望者が訪れ盛況となった。大阪体育大学では今年度からデジタルスポーツ論を開講。スポーツの世界で進展するDX(デジタルトランスフォーメーション)の全体像を学ぶために、「エンターテイメント」「トレーニング?教育」と「デジタル技術を使った分析」「デジタル技術の応用」を軸にして、スポーツDXの現状を理解し、基礎的な知識を習得する。
参加者は室内で自転車を漕ぎながらオンラインの仮想空間をサイクリングするアプリケーションの「Zwift」(ズイフト)を体験。自分のペダリングに連動してバーチャル空間を移動していく様子に目を見張っていた。

VRゴーグルを装着し、バーチャルで卓球を楽しむ様子、ボールを打つと手に振動がきます


 また、VRヘッドセットを装着してバーチャル空間で卓球ゲームの「Eleven Table Tennis」をプレーするブースも用意され、高校生は慣れない動作に苦戦しながらもプレーを楽しんだ。
 プレーを終えた参加者は「体育大学にこんな体験会があるとは知りませんでしたが、思い切って体験しました。ゲーム感覚でできるので、これがどんな授業になるのか興味深いです」「卓球を体験しましたが、手元に振動があり本当に打っているように感じました。今までのスポーツ経験からすると不思議な感じがしましたが、面白かったです」などと感想を語った。

キャンパスツアーの様子


エナジードリンクも渡しています。


 また、オーキャンの運営は第1日に続いて、学生チーム「Bowcan’s」(ボーキャンズ)約30人が中心となり、受付や誘導、説明会での司会などを担当した。スポーツ施設や診療所、図書館などの屋内施設を案内するキャンパスツアー、各企業の協力で用意されたドリンクの手渡し、体験授業の誘導、デジタルスポーツ体験会の補助など、メンバーは教職員と一緒にオープンキャンパスを盛り上げた。
  1日のオーキャンはメイン会場のL号館で植木章三副学長がウェルカムスピーチに臨み、説明会がスタート。スポーツ科学部の三島隆章、教育学部の金子勝司両学部長が、それぞれの学部の学びと、他学にはない大体大ならではの特徴を説明した。藤平祐司キャリア支援センター長は就職の最新情報を説明した。

愛媛県からオープンキャンパスに参加した、辻日暖(つじひなた)さん、矢葺陽奈(やぶきひな)さん


 その後は体験授業、テーピング実技体験会、デジタルスポーツ体験会など多彩なイベントが一斉にスタート。参加者はキャンパスツアーや各クラブの練習見学でキャンパス内をそれぞれ見学し、個別相談コーナーでは多くの高校生や保護者が娱乐老虎机_mg经典老虎机-游戏|官网や学生生活、資格取得などについて教職員に質問した。また、各企業の協力でアイスクリームやドリンクが提供された。

片山教授の「魅力いっぱい小学校の先生になろう」の模擬授業


 このほか、体験授業では、スポーツ科学部は徳山友教授が「スポーツ産業の範囲モデルと各セクターにおける事業について」、小林博隆准教授が「生徒が熱中する保健体育の授業について考えよう」、教育学部は片山繁一教授が「魅力いっぱい小学校の先生になろう」のテーマで講義した。
 オープンキャンパスに参加した愛媛県の高校2年生は「陸上部に所属しているので、大阪体育大学に興味があり愛媛から来ました。施設では特に陸上競技場に驚きました。テーピング実技体験会、デジタルスポーツ体験会も参加し、今までにない体験ができて楽しかったです」兵庫県の高校2年生は「スポーツチームに就職したくて、それを学べると思って徳山教授の体験授業に参加しました。自分の知らないスポーツに関する仕事の話が聞けて、すごく興味を持てました」と話していた。