
令和7年度版
- 文部科学省 職業実践力育成プログラム(BP)認定
- 厚生労働省 教育訓練給付制度指定講座(一般教育訓練)
- 日本スポーツ協会(JSPO)公認スポーツコーチングリーダー資格 取得対象講座
概要
プログラムについて
令和4年6月6日、国が運営する運動部活動の地域移行に関する検討会議において、「運動部活動の地域移行に関する検討会議提言」が取りまとめられ、今後中学校部活動は地域のスポーツクラブ等が担うことが示されました。同年12月、スポーツ庁と文化庁は「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」で国の考え方を提示。これらにおいて、部活動指導員や外部指導者など適切な指導者の確保や資質、指導者の資格が課題のひとつと挙げられています。
本プログラムは、大阪体育大学が平成28年度スポーツ庁受託事業(スポーツキャリアサポート)で開発したプログラム「運動部指導実践論」、令和元?2年度スポーツ庁受託事業(運動部活動改革プラン)で開発したプログラム「グッドコーチ養成セミナー」を基に構成しました。所定の課程を修了された方に、本学が発行する「修了証」学校教育法が定める履修証明プログラムを修了したことを証明する「履修証明書」が配布されます。本プログラムは文部科学省「職業実践力育成プログラム」テーマ:地方創生(地域活性化)の認定、厚生労働省「教育訓練給付制度(一般教育訓練)」の指定、日本スポーツ協会(JSPO)公認スポーツコーチングリーダー(旧名称:コーチングアシスタント)資格が取得できる対象講座です(費用は別途必要です)。
履修証明プログラム
学校教育法第105条及び学校教育法施行規則第164条の規定に基づき、大学のより積極的な社会貢献を促進するため、主に社会人を対象とした一定のまとまりのある学習プログラムを開設し、その修了者に対して学校教育法に基づく履修証明書を交付するものです。
教育訓練給付制度
教育訓練給付制度は、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることが目的です。厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されます。給付金の対象となる教育訓練は3種類あり、本プログラムは、一般教育訓練に位置付きます。
日本スポーツ協会(JSPO)公認スポーツコーチングリーダー資格
JSPOは、国の第3期スポーツ基本計画に基づき、各競技団体等が主催する大会に参加する際に、監督等がJSPO公認スポーツ指導者資格を有することを義務化すること等を予定しています。本プログラムは、JSPOと連携し、JSPO公認スポーツコーチングリーダー(旧名称:コーチングアシスタント)資格の取得が可能になりました。同資格は、JSPO共通科目Ⅰの修了が要件となっている資格です。同資格を取得(登録)されると、今後、クラブ等の運営やジュニア世代のスポーツ指導に本格的に携わる際や、特定の競技の指導をより専門的に担う必要が生じた場合など、アシスタントマネジャーやジュニアスポーツ指導員、コーチ1といった共通科目部分が共通科目Ⅰに該当する JSPO 公認スポーツ指導者資格を取得する際に、共通科目の受講が免除されることとなります(費用は別途必要です)。
カリキュラム
- 総時間数
- 必修科目60時間、自由選択科目8時間
- 講義形態
- オンデマンド配信 58時間(春開講:5月?8月/秋開講:10月?1月)、
ハイフレックス 10時間
- ハイフレックスについて
- 10時間(春開講:5月10日(土)、9月7日(日)/秋開講:10月18日(土)、2月8日(日)
- 場所(予定)
- 大阪体育大学 熊取キャンパス(JR阪和線熊取駅より南海ウィングバス南部約15分)
大阪体育大学 アネックス(大阪市北区Osaka Metro谷町線または堺筋線南森町駅より徒歩9分)
本プログラムは、「スポーツマーケティング」、「運動部活動とメンタルヘルス」、「スポーツマネジメント」により、スポーツを観る?する?支える?知ることの認識を深め、「スポーツ倫理」、「コーチング」等の科目で指導者としての高いスキルを修得する一方で、学校教育への理解や、教員と協力して生徒の自発的?主体的な成長や発達の指導?援助に係るための学び直しを促進します。そのため、文部科学省やスポーツ庁が部活動指導員に対する研修内容(例)で示した「学校の設置者等において実施する研修」の13項目や、本学独自の応用科目を必修科目に置き、指導法の知識?技能の修得はもとより、人格の尊厳に基づく指導倫理観の醸成と幅広い素養の涵養を目指します。今後、部活動が地域移行や地域と連携して推進される際に、学校部活動?新たな地域クラブ活動の指導者として活動を希望される社会人対象の認定プログラム制度です。
開講する科目は、大学学部レベル相当の内容であり、必修科目はⅠ基礎科目(10科目)、Ⅱスポーツ科学に関する科目(13科目)、Ⅲ応用科目(7科目)に分けられます。本プログラムにおける必修科目全てを修了された方には、本学が発行する「修了証」に加えて「履修証明書」を交付します。 なお、個別の事情でⅠのみの受講やⅠ+Ⅱのみの受講も可能です。その場合は ⅠのみまたはⅠ+Ⅱのみの修得に対し、本学が発行する「認定証」を交付します。
なお、一般教育訓練給付に係る「教育訓練修了証明書」はⅠ~Ⅲすべての課程を修了する必要があります。